こんにちは!名古屋市の訪問鍼灸マッサージ指圧のつなぐグループあおぞらです。
ようやく暑い日々も過ぎ、10月も後半に過ごしやすくなってきましたね(*’▽’)
おひとり暮らしの患者様も多く、皆様が安心安全に生活が送れますようにケアマネさんを中心に事業所さんが連携し日々を送っています。
皆様のプロフェッショナルなお仕事や想いを私たちもバトンを繋ぐ気持ちで日々従事しています。
先日、お世話になっているケアマネさんとのお話で、「〇〇さんの時は本当に有難かった」とのお言葉をいただきました。
末期の癌のご病気で緩和ケア病棟からご本人の希望で帰宅されたことからマッサージのご依頼をいただきました。ご本人様は現在に至るまでのお話を私たちに聞かせてくださり、私と年齢が近かったこと、仕事優先の毎日のこと、
食べることがお好きとのことなど、とてもお話上手で沢山お話してくださいました。
主治医様、看護師さん、ヘルパーさん、福祉用具さん、ご家族様が集まりケアマネ主催の担当者会議が開かれました。すぐ同意書を出していただけ訪問が開始しました。
「マッサージしてもらうと本当に身体が楽になる。今の私には一番の至福の時間だから」と何度も仰ってくださっていました。眠れないくらいおつらいことも多く、「今日臨時で来てもらえないか」とお電話をいただくこともありました。
ある時、どうしても辛い状態になられ、一旦、緩和ケア病棟にご入院されることになりました。病院への保険適用での訪問マッサージは難しいことは事前にお伝えしてありましたが、病床から「自費分をお支払いするので、来てもらいたい。病院にお願いして、医師がいる時間帯で自費での施術であれば、と許可をもらったから」とご本人からお電話がありました。「今の私にはマッサージが一番の時間だから」と。
胸がいっぱいになりました。許可をくださった病院の皆様、本当にありがとうございました。
訪問のたびに笑顔を見せてくださり、喜んでくださっていました。
1か月ほどでご自宅に戻られ、再度担当者会議が開かれ、ご自宅への訪問を再開しました。
ちょうど10日くらい経過したころから立つことが大変になられ、こちらの訪問時に、「何とか腕の力ででもトイレの動作ができるように頑張りたいから見ていてもらいたい」とのことでご自身で何とか立ち上がることができ、ホッとされてはいました。
翌日に、ご本人の希望でご入院されたとケアマネさんからご連絡をいただきました。
それから二日後、ご逝去されたとのご連絡をいただきました。
ご縁をいただいてから約2か月の短い期間でしたが、笑顔とお声、もっと色々なお話がしたかったなと今でもよく思います。俳優の横浜流星さんの写真がお部屋に飾ってあり、私が最後に訪問したときに、横浜流星さんのお話をしました。
先日、『国宝』を観て来ました。きっとどこかでご覧になっていることでしょうね。
もう数か月あれから経過しましたが、担当のケアマネさんから、先ほどのようなお言葉をいただけたことで、救われるような思いになりました。
このお仕事は、「療養費」という枠のお仕事です。今まで沢山の方にご縁をいただいてきました。
ご本人様はもちろん、ご家族様、ケアマネ様たちの想いにお応えすることが私たちの使命だと、日々思っています。
あおぞらを始めて8年が経ちます。最期まで訪問させていただいた患者様のご家族様や継続中の患者様のご家族様から日々たくさんのメッセージをいただきます。
それは私たちの宝物です。
これからも皆様の想いにお応えし、喜んでいただけるよう努めていきます。
全方位の皆様に心より、感謝いたしますm(__)m